キメセクの現場で乱用される物質は多岐にわたり、それぞれが固有の毒性と危険性を孕んでいます。現場で蔓延しているキメセク薬物の種類を把握することは、その破壊力を理解する上で欠かせません。
代表的なものとして挙げられるのが、覚醒剤(メタンフェタミン)です。中枢神経を極度に刺激し、長時間の行為を可能にする反面、心臓麻痺や急性心不全を引き起こす危険性が常に付きまといます。さらに、「MDMA」や「大麻リキッド」、近年成分を変えて流通を続ける「危険ドラッグ(合成カチノン類や指定薬物)」も多用されています。
これらに加えて、吸入麻酔薬に似た作用を持つ「RUSH(ラッシュ)」や睡眠薬・抗不安薬の過剰摂取(オーバードーズ)を組み合わせるケースも目立ちます。複数物質を同時摂取する「カクテル乱用」は、薬理作用の予測を不可能にし、致死的な急性中毒事故を引き起こす主因となっています。