近年、Z世代を中心に拡大を続ける昭和レトロブームは、歴史ある和菓子製造業界にも新鮮な風を吹き込んでいる。かつてテレビのブラウン管を通じて親しまれたクラシックなCM映像やメロディが、今やYouTubeやTikTokといったSNSプラットフォームを通じて再評価され、世界中のファンへと拡散されているのだ。
若年層にとっては「一周まわってポップで可愛い」「ノスタルジックでエモい」という新鮮な視点で受け止められており、クリエイターによる二次創作やリミックス動画が次々と誕生している。単なる過去の遺物として消費されるのではなく、デジタル空間で新たな文脈を与えられたことで、若い世代が直営店舗やECサイトを訪れるきっかけとなる新たな顧客動線が形成されている。