覚醒剤の摂取によって最も早期、かつ顕著に現れる顔面の変化が「目」である。メタンフェタミンが脳内のドパミンやノルアドレナリンを過剰に放出させると、交感神経が異常に優位となり、瞳孔が最大まで開いたまま固定化する「瞳孔開大(ミドリアシス)」を引き起こす。
光が当たっても瞳孔が収縮しにくいため、中毒者は眩しさを極度に嫌がり、夜間や室内でもサングラスを着用する行動パターンが見られる。さらに、脳の抑制機能が低下することで眼球運動のコントロールが効かなくなり、視線が一箇所に定まらず泳ぐ、あるいは一点を凝視したまま瞬きをまったくしなくなるといった「焦点の合わない異様な目つき」が形成される。