2016年12月、当時まだ20歳だった岡本和真が結婚を発表した時、球界には激震が走った。まだ1軍での実績も乏しく、レギュラー定着すら果たしていない若手選手が身を固めるのは、異例中の異例だったからだ。「早すぎるのではないか」という周囲の懸念を、彼はバットで黙らせることになる。
結婚からわずか2年後の2018年、岡本は史上最年少で「3割・30本塁打・100打点」を達成。覚醒の背景には、間違いなく家庭という絶対的な安心感があった。守るべきものができた男の強さは、想像以上のスピードで彼をスターダムへと押し上げたのだ。