競技ボディビルやメンズフィジークの国内最高峰団体である日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)の審査基準には、理想的な肉体美を構築するための極意が詰まっている。ステージ上で審判員の目を惹きつけるのは、単なる筋肉のバルクではない。広い肩幅からキュッと引き締まったウエストへとつながる「Vシェイプ」と、割れたお腹を引き立てるサイドラインの美しさだ。
縦のラインを主張する腹直筋が「主役」なら、腹斜筋はそのシルエットを決定づける「極上のフレーム」である。腹斜筋を鍛えるとウエストが太くなるという誤解もあるが、適切な負荷と正確なフォームで鍛えれば、腹直筋との強烈なコントラストが生まれ、視覚的にウエストが細く見えてくる。競技者たちの緻密な理論は、一般のシェイプアップにとっても強力なバイブルとなる。