なぜ、大型車が頻繁に行き交う主要道路でこれほど巨大な道路陥没事故が発生したのか。2026年の最新現地取材および専門家への取材で明らかになったのは、地表の下で進行していた「見えない空洞化」の実態だ。
国土交通省の現地調査チームによると、事故原因の主たる要素は、高度経済成長期に埋設された下水道管の老朽化と破損だった。微小な亀裂から漏れ出した水が数年をかけて周囲の砂利や土砂を洗い流し、地中に巨大な空洞を形成。表面のアスファルトだけが薄皮のように残っていた状態のところへ、重積載のトラックが通過したことで一気に崩落を引き起こしたという。目に見えない地下の劣化が、日常の道路を突如として罠に変えたのだ。