風磨と8歳離れた弟・音央(ねお)の関係は、ファンの間でも特別な関心を集めてきた。弟がプロボクサーとして後楽園ホールのリングに立ち、自らの足でキャリアを切り拓く姿は、多くの人々に衝撃を与えている。兄の威光に頼ることなく、純粋にアスリートとしての実力で勝負する姿勢。そこには紛れもなく、兄・風磨がバラエティや音楽シーンで見せてきた「泥臭くても己の道を切り拓く」美学が通底している。
年齢差があるからこそ、幼少期は単なる喧嘩相手ではなく、風磨が世話を焼き、時には父親のように厳しく見守る場面も多かったという。思春期を経て大人になった今、二人の間にあるのは男同士の対等なリスペクトだ。試合前には兄がさりげなくエールを送り、弟もまた兄の八面六臂の活躍を刺激に変える。お互いの領域を侵さず、だが背中越しに確かな温もりを感じ合う。この絶妙な距離感こそが、菊池兄弟の最大の魅力と言える。