代表史を彩ってきた選手たちの中には、平均値から大きく外れた特異なサイズで存在感を示したレジェンドたちが存在します。歴代の極大値と極小値を比較することで、日本代表の戦術の変遷を辿ることができます。
まず、歴代のサッカー日本代表 最高身長として語り継がれるのが、GKシュミット・ダニエル(197cm)です。フィールドプレーヤーでは、アルベルト・ザッケローニ体制などで前線のターゲットマンとして重用されたハーフナー・マイク(194cm)が歴代最長身ストライカーとして君臨しています。彼らの存在は、パワープレーという単一の局面において、日本代表に決定的なバリエーションをもたらしました。
一方で、日本代表 身長 最低の記録に目を向けると、近年では161cmの中川寛斗(代表候補歴)や仲川輝人(2019年E-1選手権選出・161cm)が挙げられます。公式戦で長期にわたり主力として君臨した選手としては、166cmの相馬勇紀や、かつて左サイドを支配した長友佑都(170cm)が代表格です。
歴代の小柄な選手たちが共通して持っていた武器は、極めて低い重心から繰り出される急減速・急加速の初速スピードと、倒れないボディバランスです。「大柄な選手は方向転換(アジリティ)にコンマ数秒のラグが生じる」というバイオメカニクスの物理法則を逆手に取り、小柄な選手が巨漢DFを翻弄する姿は、日本サッカーのアイデンティティとして世界中からリスペクトを集めてきました。