長男の生い立ちを振り返る上で避けて通れないのが、実父である高相祐一との関係や、2009年に世間を激震させた大騒動だ。当時、まだ小学生だった長男は、一転して過熱する報道の渦中に放り込まれた。
両親の離婚、そして環境の激変。幼い心に刻まれた負荷は計り知れないものがあったはずだ。しかし、酒井は息子を守るためにあらゆる努力を注ぎ、学校行事や私生活でのケアを最優先にした。周囲の好奇の目から長男を守り抜いた彼女の姿は、母としての執念そのものだったと言える。
多感な思春期を乗り越え、父親との複雑な過去を受け入れながら成長した長男。その困難な体験こそが、現在の彼の地に足のついた強い精神性と独立心を養う糧となったのは間違いない。