京都市市民防災センターが民間のアミューズメント施設にも引けを取らないと評される理由は、体験設備の圧倒的なリアリティにあります。京都市消防局 防災体験学習の中核を担う各コーナーは、最新の防災科学と演出技術を融合させた設計となっています。
まず来場者が圧倒されるのが、地震体験 強風体験コーナーです。地震体験では、過去に発生した阪神・淡路大震災や東日本大震災の揺れを再現した最大震度7の激震を安全な空間で体感し、揺れが発生した瞬間の初動対応や家具固定の重要性を身体感覚として刻み込むことができます。強風体験コーナーでは、台風直撃時に匹敵する風速30m/秒以上の猛烈な風圧を身をもって体感し、屋外避難の危険性をリアルに学習できます。
さらに注目を集めているのが、視覚・聴覚だけでなく風や振動を連動させた4Dシアター 災害体験です。大型スクリーンに映し出されるリアルな災害シミュレーション映像とともに、都市型水害や土砂崩れの恐ろしさを臨場感たっぷりに描写します。座席の振動や突風の演出が加わることで、机上の防災マニュアルでは伝わらない「現場の緊迫感」を擬似体験できる仕様です。
乗り物好きの子どもたちから絶大な支持を得ているのが、実物の救助活動を模した消防ヘリコプター フライトシミュレーターです。京都市消防航空隊で活躍したヘリコプター「ひえい」の実機コックピットを模した装置に乗り込み、リアルな操縦桿を握りながら京都市街地上空からの消火・救助活動をゲーム感覚で体験できます。その他にも、煙が充満する暗闇からの脱出を目指す「煙避難体験室」や、水消火器を使った「初期消火訓練」など、実践的なスキルが身につくコーナーが整列しています。