京都府警察の科学捜査研究所では、提出された映像のフレーム単位での補正とノイズ除去が昼夜を問わず進められている。夜間撮影特有の白飛びや暗部潰れが発生している映像から、車両のナンバープレートや運転席の人物の輪郭を抽出する技術は、鑑識現場において目覚ましい進化を遂げた。
映像解析・鑑識捜査の現場では、先端技術を用いた解像度向上処理や、光の反射パターン分析を駆使し、肉眼では判別不能な微細な情報まで可視化している。捜査関係者によると、車載カメラに映り込んだ微かな反射光から、すれ違った第三者の車両特定にまで至ったケースもあるという。科学の力が、暗闇に包まれた事件の輪郭を少しずつ浮き彫りにしている。