VTuber界隈には「前世(ぜんせ)」という独特の概念がある。これは、あるVTuberが活動終了・引退した後に別の名前や別の姿で再デビューすることを、転生になぞらえて呼ぶ言葉だ。ファンコミュニティのなかではごく日常的に使われ、時には「推し活」の一環として前世探しが行われることもある。
前世探しがエスカレートすると本人にもファンにもデメリットが発生する可能性がある。本人が意図的に非公開にしている情報を掘り起こす行為は、プライバシーの問題に直結する。特定行為が行き過ぎると、ハラスメントや誹謗中傷に発展するリスクもゼロではない。
一部の考察サイトは候補を挙げつつも決定的な証拠がないことを明記しており、断定は避けている。こうした姿勢は、情報を扱う側として非常に重要だ。「可能性がある」と「確定した事実」の間には、大きな溝がある。