室内での感染防護において、マスク着用と双璧をなす必須要素が空気の入れ替えだ。どんなに高性能なマスクを着用していても、滞留した空気中のウイルス濃度が高まれば感染リスクは跳ね上がる。効果的な換気の基本は、部屋の対角線上にある2箇所の窓やドアを1時間に5分〜10分程度開放し、空気の通り道を作ることだ。
これに加えて、近年著しい技術革新を遂げている空調・空気清浄機業界の最新製品を活用することが、劇的な室内環境改善につながる。高透過率なHEPAフィルターやサーキュレーターの併用により、空気中の微粒子を効率的に捕集し、部屋全体のエアロゾル濃度を下げる効果が期待できる。
また、室内の湿度管理も忘れてはならない。乾燥した空気は気道粘膜の防御機能を低下させ、ウイルスの空中浮遊時間を延長させる。加湿器を用いて室内湿度を40%〜60%に維持することは、マスク着用と同等以上に有効な自衛策となる。