江頭2:50という希代の表現者の原点は、若手時代に所属していたパフォーマンス集団「大川興業」での活動にある。当時から観客席へダイブし、既成概念を破壊し続けてきた彼のパフォーマンスは、まさに命がけだった。その過激なスピリットがテレビというマスメディアに乗った際、演者と観客の双方のテンションを瞬時に頂点へと引き上げる最高のアクセルとなったのが『スリル』のあのアグレッシブな音だった。
時代は移り変わり、主戦場がテレビからインターネットへと移行しても、その鋭さは一切鈍っていない。開設以来爆発的な登録者数を誇る公式YouTubeチャンネル『エガちゃんねる』でも、あの象徴的なメロディが響いた瞬間、チャット欄やコメント欄は即座に歓喜の声援援で埋め尽くされる。メディアの形がどう変わろうとも、あのイントロは彼の「暴走の遺伝子」を瞬時に覚醒させる不可欠なスイッチとして機能している。