一度は芸能界と完全に距離を置いた彼女でしたが、運命の歯車は再び動き出します。転機となったのは、研音のスタッフによるスカウトでした。
街中を歩いていた際、研音のスタッフが彼女の類まれなオーラに目を留め、声をかけました。当初はその女性があの「天才子役・吉田里琴」本人であるとは気づいていなかったといいます。芸能界引退の事実を知った事務所側から熱烈なオファーを受け、彼女自身も普通の生活を経験したことで「自分はやはり芝居が好きだ」という表現者としての本能を再認識しました。
復帰に際し、事務所を移籍すると同時に芸名を「吉川愛」へと改名。過去の実績や「元天才子役」という色眼鏡に甘えることなく、ゼロから新人の気持ちで再スタートを切るという強い覚悟を込めての再デビューでした。この電撃復帰は、2017年のドラマ『愛してたって、秘密はある。』で現実のものとなり、瞬く間にメディアの注目を集めました。