野球日本代表は、巨大なビジネスコンテンツでもある。数多くのスポンサー企業が資金を投じ、テレビ局がゴールデンタイムで生中継を行う。そのため、監督には「メディア映え」するキャラクターや、国民的な支持を集められる華やかさも無意識に求められてしまう。
栗山英樹氏が2026年大会で見せたような、選手を信じ抜くドラマチックなストーリーテリングは、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。次に指揮を取る人物もまた、勝敗の先にある「物語」を紡ぎ出せる人物でなければならない。技術的な有能さだけでなく、エンターテインメントとしての野球を理解しているかどうかも、選考の重要な鍵となる。