ネット上のハウツー記事や動画では「エタノールで洗った後にキューティクルオイルを塗って保管する」というアドバイスが散見されますが、これは現代のジェルネイルシステムにおいては致命的な誤解を生むトラップです。
筆に天然オイルを染み込ませたまま保管すると、次回セルフネイルをする際、ブラシ内部から微量な油分がジェルに溶け出します。油分が混入したベースジェルは自爪への密着力を失い、施術後わずか数日で根元からリフト(浮き)を起こす直接の原因になります。「油分を足して筆を保護したつもりが、持ちを劇的に悪くしていた」というケースは、セルフネイラーが最も見落としがちな盲点といえます。
筆先に残してよいのは「光に当たっていない未硬化のクリアジェル」だけです。油分によるトリートメントは、固まった筆をクレンジングオイルでレスキューした直後などに限定し、再使用前には必ずクリアジェルで入念に内部の油分を押し流すフラッシング作業を行ってください。