朝一番の店内には、近隣の居酒屋や割烹の店主と思われるプロの姿も目立つ。「ここで仕入れた方が自分で市場に行くより良いものが安く手に入ることもある」とある店主は明かす。プロの厳しい眼光に揉まれることで、店側の品揃えや目利きレベルも常に研ぎ澄まされていく。
一方で、最近ではスマホを手にした若い夫婦やZ世代の姿も急増した。珍しい深海魚や普段見かけない珍味が並ぶ店内は、どこか祭りやテーマパークのような高揚感を生み出している。パック詰めされた無機質な商品を選ぶ作業ではなく、「宝探し」のような体験価値がSNSで拡散され、新たなファン層を広げ続けている。