歌手・タレントとしての絶頂期にあった1981年、彼女は自身のキャリアにおいて極めて重要な挑戦に出る。日本初演となるブロードウェイミュージカル『ピーターパン』の主演だ。フライング(宙吊り)演出を伴う過酷なステージは体力・精神力ともに極限を求められるものだったが、彼女は見事にピーターパン像を体現してみせた。
当初の予想を遥かに超える大盛況となり、結果として1981年から1990年までの10年間にわたり、通算340回以上もピーターパン役を演じ切るという偉業を達成する。子どものために本気で汗を流し、客席を飛び回る姿は、単なるタレントの枠を超えた本格派舞台女優としての評価を固める決定打となった。