結論から言えば、デカフェ紅茶によるインフルエンザ予防は十分に期待できます。その理由は、ウイルスを無力化する有効成分がカフェインではなく、紅茶の発酵過程で生まれる「テアフラビン」をはじめとする紅茶ポリフェノールだからです。
インフルエンザウイルスは、表面にあるトゲ状のタンパク質(ヘマグルチニン)をヒトの呼吸器粘膜の受容体に結合させることで細胞内に侵入します。研究機関の実験において、紅茶ポリフェノールはこのトゲに直接吸着し、細胞への吸着そのものを瞬時に阻止することが実証されています。
つまり、カフェインそのものには抗ウイルス作用の主軸はなく、あくまでテアフラビンが残っていれば、カフェインレス紅茶効果はしっかりと発揮されます。「ノンカフェインだから効果がない」という説は科学的な誤解です。