夜間の発症で最も被害を受けやすいのが、シーツや敷布団、掛け布団などの大型寝具です。洗濯機に入り切らない、あるいは丸洗いできない厚手の布団は、段階的な部分消毒と熱処理で対応します。
まずシーツやカバー類は取り外し、前述の熱湯消毒またはハイター処理を行った後に洗濯機で洗います。問題は敷布団の本体です。内部まで染み込んだ場合の対処手順は次の通りです。
- ステップ1(吸い取り):汚れた箇所にペーパータオルや乾いた雑巾を何重にも当て、上から押して水分を徹底的に吸い取ります。
- ステップ2(部分洗いと拭き取り):水で濡らして固く絞ったタオルで叩くように汚れを薄め、さらに消毒用エタノール(または衣類用除菌スプレー)をたっぷり吹き付けます。
- ステップ3(スチームアイロンによる熱殺菌):家庭用のスチームアイロンを「高スチーム設定」にし、濡れタオルの上から汚染箇所へ1箇所あたり10秒以上じっくりとスチームを当てます。蒸気熱で繊維深部のウイルスを死滅させます。
- ステップ4(完全乾燥):布団乾燥機を1時間以上かけるか、天日干しで中綿まで完全に乾燥させます。湿気が残るとカビや異臭の原因になるため、乾燥は妥協せず行いましょう。