中条比紗也の人気コミックを実写化した『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』において、最大の勝因となったのは堀北真希が体現した芦屋瑞稀の圧倒的な説得力でした。男子校「桜咲学園」に性別を偽って編入するという大胆な設定に対し、堀北真希はトレードマークだった長い黒髪を大胆にカット。中性的な美少年としての瑞々しさと、ふとした瞬間にこぼれ落ちる少女の切なさを絶妙なバランスで演じ分けました。
当時の特番インタビューやメイキング映像において、堀北真希は「周りが全員男性キャストばかりの現場で、自分も本当に男子生徒の一人になったような感覚で駆け抜けた」と現場の熱量を述懐しています。共演者からも「現場での立ち振る舞いが清々しく、誰もが自然と守りたくなる座長だった」と評されるなど、飾らないひたむきさが画面越しにも伝わり、男女問わず幅広い層から絶大な共感を獲得しました。
ORANGE RANGEが歌うオープニング主題歌『イケナイ太陽』の疾走感あふれるビートとともに繰り広げられるハイテンポなギャグと胸キュン描写は、平成の夏の象徴として多くの視聴者の記憶に深く刻まれています。