イギリス人の顔立ちの奥深さは、島国という限られた地理的空間で繰り返された民族の移動と融合の歴史に由来します。現在の英国の美形バランスは、先住の「ケルト系」と、後に侵入した「アングロサクソン系(ゲルマン系)」、さらにはノルマン系の遺伝的特徴が見事に調和した結果です。
もともとブリテン島に住んでいたケルト系の人々は、抜けるような白い肌、そばかす、赤毛(ジンジャー)やブルネットの髪、緑や青の瞳が特徴です。繊細で妖精的な透明感を持つ顔立ちの源流は、このケルトの血筋にあります。
一方、5世紀以降に大陸から渡来したアングロサクソン系は、長頭型の立体的な頭骨、金髪、角ばった力強い骨格をもたらしました。この2つの潮流が何世紀にもわたって混ざり合うことで、ワイルドすぎず、かといって華奢すぎない、絶妙なバランスの美男美女の骨格が完成しました。