この異形画像のブームが爆発的に広まった背景には、2000年代初頭のアングラな掲示板文化が存在する。当時、西村博之氏が開設した「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)のアングラ板や画像掲示板において、不特定多数のユーザーが自作の画像を投稿し合うカルチャーが醸成されていた。
ちょうどこの時代、アドビシステムズ社が開発するPhotoshopをはじめとするフォトレタッチソフトが一般家庭のPCにも普及し始めていた。アマチュアクリエイターたちが技術試行の延長として刺激的な合成写真を制作し、匿名掲示板に投下。それが驚きと恐怖をもって受け入れられるサイクルが完成していたのだ。