「イボの液体窒素治療はどれくらい痛いのか」――これから受診する人にとって最大の恐怖であり、通院中の方にとっても最大の苦痛がイボ液体窒素痛みの真相です。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも第一選択とされる冷凍凝固療法ですが、その実態は「凍傷を人為的に起こす治療」であるため、無痛というわけにはいきません。
ネット上の掲示板や数々の尋常性疣贅液体窒素経過ブログに綴られている生々しい手記を分析すると、痛みのピークは「液体窒素を押し当てられている最中の凍てつくような突き刺す痛み」と、「処置後30分〜数時間後に訪れる、心臓の鼓動に合わせたズキズキとした鈍痛」の2波に分かれます。特に、角質が厚く神経が密集している「足の裏(足底疣贅)」や「指先の爪周囲」の病変部を焼かれた患者からは、「当日は足が地面につけず、すり足でしか歩けなかった」「夜間にズキズキして眠れず、市販のロキソニンを飲んで耐えた」という切実な声が数多く報告されています。
この激痛を乗り越える知恵として、臨床現場の看護師やベテラン患者の間では以下の対策が共有されています。痛みが強い部位の処置を受ける際は、あらかじめ皮膚科医に相談の上、施術の1時間前に鎮痛解熱薬を予防内服しておくこと、当日は入浴をシャワーのみで短時間で済ませ患部を温めすぎないこと、そして当夜は患部を心臓より高くして安静を保つことが、拍動痛を最小限に抑える現実的な防衛策です。