ブルックリンの伝説、ピーター・ルーガー・ステーキハウスが恵比寿エリアの至近に上陸した衝撃は、今なお外食・ガストロノミー産業に大きな波紋を広げ続けている。130年以上の歴史を誇るステーキの最高峰。専用の熟成庫で水分を飛ばし、旨味を凝縮させたドライエイジングビーフが専用オーブンで焼き上げられる様は、まさに圧巻の一言に尽きる。
澄ましバターがジュワジュワと泡立つ熱々のプレートに乗って登場するTボーンステーキ。外側はカリッと香ばしく、断面は妖艶なルビー色を放つ。ひと口噛み締めれば、熟成肉特有のナッツのような芳醇なアロマと強烈な肉汁が口いっぱいに広がる。贅沢を極めたこのダイナミックな体験は、日本の肉料理の価値観を根本から塗り替えてしまった。