物語の中盤で最も大きな地殻変動を引き起こしたのが、ヒソカ=モロウの偽装入団と脱退劇だ。背中に張り付けた「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」で蜘蛛の入れ墨を偽造していたヒソカは、クロロとの天空闘技場での死闘を経て、完全に旅団狩りへと舵を切った。
ヒソカの脱退、そしてシャルナークとコルトピの惨殺によって生じた致命的な欠番。そこに突如として現れたのが、ゾルディック家の長男・イルミ=ゾルディックだった。ヒソカ自身からの依頼(婚約指輪に見立てた殺害依頼)という形でNo.11の枠(あるいは欠番補填)に収まったイルミの参戦は、蜘蛛の内部構造にさらなる異物感と緊張感をもたらしている。