この意識改革の底流には、海外から流入したウェルネス思想と機能美への評価がある。極端な食事制限によって得られる細さよりも、適度な筋肉量と頑丈な骨格がもたらす「心身の健やかさ」を最優先するライフスタイルが、日本でも完全に主流となった。
2026年代前半までの過度なルッキズムに対する反動もあり、現在は「身体が持つ本来の機能やパフォーマンス」を称える風潮が強い。トレイルランニングやクロスフィット、ウエイトリフティングを楽しむ女性の人口は過去最高を更新し続けており、汗を流し、力強い身体を作り上げるプロセスそのものが、自尊心を育む究極のセルフケアとして認識されている。