予防医学や現代の栄養学のアプローチにおいて、特定の食材を「完全な悪」とするのではなく、食材の組み合わせと調理法によってリスクを相殺し、栄養価を最大化する手法が注目されています。わかめ自体は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、βカロテンなどを豊富に含む優れたスーパーフードであることに変わりはありません。
ヨウ素の過剰による影響を和らげる工夫として、大豆製品(豆腐や納豆)や野菜類とバランスよく組み合わせることが効果的です。また、ヨウ素は水に溶け出しやすい性質を持っているため、サッと茹でこぼしたり、スープの出汁として使用した後に具材の量を調整したりすることで、摂取量をコントロールすることが可能です。単一の食材に依存せず、多種多様な食材から栄養を取り入れる「多食多様」の考え方こそが、長期的で持続可能なヘルスケアの基本です。