台風による運休が発生した際、手元にある切符や定期券はどうなるのだろうか。基本ルールを知っておくだけで、余計な出費や駅窓口での大混乱を回避できる。
まず、台風などの異常気象によって目的地までの列車が運休になった場合、全額無手数料での払い戻し(事故戻し)が受けられる。指定席特急券を購入していた場合も同様だ。運休が決定した時点で、該当する切符は無償キャンセルの対象となる。急いで当日に駅の窓口へ並ぶ必要はなく、多くの鉄道会社では運休翌日から1年以内に手続きを行えば返金に応じてくれる。
注意が必要なのは定期券の扱いだ。台風で1日運休したからといって、日割り計算で1日分の運賃が返金されるケースは基本的にない。定期券の払い戻しや有効期間延長が認められるのは、「指定区間が連続して5日以上不通となった場合」などに限定されている。また、ICカード(SuicaやPASMO等)のチャージ残高から引かれる運賃については、実際に改札へ入場していなければ残高は減らないため、特別な払い戻し手続きは不要だ。