沖縄の言葉で「しりしり」とは「すりおろす」という動作の擬音に由来しています。本場の食感と味の染み込みを追求するなら、刃の形状が特殊なにんじんしりしり器を活用するのが一番の近道です。
一般的な千切りスライサーと異なり、しりしり器は断面をあえてギザギザ・ボロボロに削り出します。この粗い断面にツナの旨味や調味料、卵がしっかりと絡みつくため、短時間の調理でも驚くほど濃厚な味わいに仕上がります。調理器具メーカー各社から発売されている穴のサイズがやや大きめのしりしり器を使うと、シャキシャキ感とジューシーさのバランスが絶妙になります。
専用器がない場合は、一般的な包丁での切り方を工夫しましょう。にんじんを斜め薄切りにしてから、繊維に沿って3ミリ角程度の少し太めの千切りにします。極細にしすぎず適度な厚みを残すことで、加熱後も心地よい歯ごたえが楽しめます。