人間には、未知のものに対する強い好奇心がある。特に『プリキュア』のように、追加戦士の登場やストーリーの急展開が大きなイベントとなる作品では、「誰よりも早く知りたい」という優越感が刺激されやすい。ネタバレを消費することは、ある種の知的エンタメとして機能してしまっている側面がある。
しかし、その一方で「初見の感動」を失う代償は大きい。毎週リアルタイムでハラハラしながら番組を観る楽しさは、事前に結末を知っていては味わえないものだ。ファスト教養やタイパ(タイムパフォーマンス)が重視される現代社会において、ストーリーの結論だけを急いで摂取しようとする風潮が、ネタバレ文化を後押ししているとも言えるだろう。