ネット検索上では「河合塾新宿校は跡形もなく消え去った」と誤認されがちですが、現実は異なります。一般的な文系・理系の大学受験科こそ集約されたものの、河合塾グループは新宿の地で極めてユニークかつ強固な足場を保ち続けています。
かつて一般校舎として利用されていたフロアや関連ビルは、西新宿エリアの再開発やテナント入れ替えに伴い、オフィスビルや商業スペースへと転換されました。しかし現在、西新宿の拠点には以下の2大プロフェッショナル校舎が堂々と看板を掲げています。
1つ目が、東京藝術大学や難関美大への圧倒的な合格実績を誇る「河合塾美術研究所新宿校」です。油絵、日本画、彫刻、デザインなど、高度な実技指導とアトリエ設備を必要とする美大受験の最高峰として、全国から志望者が集まるハブとなっています。
2つ目が、大学院進学や医学部学士編入対策の専門スクールである「河合塾KALS新宿校」です。社会人や現役大学生がキャリアアップや医師への道を目指す専門拠点として機能しており、平日の夜間や週末には意識の高い受講生が熱心に通塾しています。
つまり、河合塾は新宿を捨てたのではなく、「マス向けの高校生集客」から「極めて専門性の高いプロフェッショナル養成」へと看板を掛け替えたというのが、現地調査で確認できる明白な真実です。