ここまで危険性を聞くと「料理に使うのも怖い」と感じるかもしれませんが、通常の調理で危険域に達することは物理的にあり得ません。調味用としてのナツメグの1日の摂取目安量は、料理全体でごくわずかな範囲に収まります。
家庭で作るハンバーグにおけるナツメグの適量は、ひき肉約300g〜400g(2〜4人分)に対して「1〜2振り(約0.1g〜0.2g)」がベストバランスです。ナツメグは香りが非常に強いため、料理を美味しく仕上げるためにも隠し味程度の極小量で十分なマスキング効果を発揮します。
スーパーで販売されている一般的なスパイス瓶の内容量は1本あたり約10g〜15gです。つまり、1回の食事で瓶を丸ごと数本飲み干すような異常な使い方をしない限り、日常の自炊や外食で中毒を起こす心配は一切ありません。