SNSやフリマアプリの取引データを追跡すると、はま寿司のガチャガチャを巡る現場のシビアな現状が浮き彫りになります。休日のランチタイムやディナーのピーク時には、カプセルトイマシンの前に長蛇の列ができるだけでなく、「目当てのコラボ景品が品切れになっていた」という嘆きの投稿が散見されます。
実際のフリマ市場(メルカリなど)を定点観測すると、ピングー巾着袋は定価300円に対して400円〜555円前後、歴代のすみっコぐらし人気アイテムに至っては1個700円〜1,000円超で即時ソールドアウトする事例が確認されています。この現象は、転売ヤーの買い占めというよりも、「店頭へ足を運んだが売り切れだった」「被りを避けて確実に欲しい絵柄だけを揃えたい」という純粋なファンの受け皿として機能している側面が強いと言えます。
また、景品の「当たり」に関する仕様にも変化が見られます。近年の外食チェーンにおけるガチャ施策では、射幸心を過度に煽るシークレット仕様(1/50などの低確率排出)を意図的に排除し、全種類の製造数を均等に近づける「フェアアソート設計」が主流になりつつあります。はま寿司も同様の傾向にあり、極端なプレミア化を防ぎつつ、来店客全員の満足度を底上げする方針が伺えます。