長年親しまれた小雪さんから、2011年秋にバトンを受け取ったのが菅野美穂さんです。小雪さんの落ち着いた「静」のバーから一転、菅野さんのバージョンでは明るくハツラツとした「動」のエネルギーが前面に押し出されました。
笑顔でカウンター越しに会話を弾ませる菅野さんの快活なキャラクターは、ハイボールをより身近で親しみやすいお酒へと進化させました。しかし、菅野さんの出演期間は約2年半と、前後のシリーズに比べると比較的短いタームで終了を迎えます。この交代の背景には、2013年の俳優・堺雅人さんとの結婚などプライベートの変化に加え、サントリー側が「角瓶本来の大人の世界観を再構築したい」というリブランディング方針へ舵を切ったことが関係しています。
そして2014年、満を持して登場したのが3代目店主の井川遥さんでした。井川さんの起用は、当時「癒やしのアイコン」として同世代女性および男性層から圧倒的な支持を集めていた彼女の魅力を最大限に生かした演出となり、角ハイボールCMの歴史において最長寿シリーズへと発展しました。