数字は雄弁だ。今シーズンの最新スタッツを分析すると、彼の得点アベレージ自体はキャリア絶頂期に比べて落ち着いているものの、アシスト数とアシスト対ターンオーバー比率は高い数値をキープしている。彼がコートに立っている時間帯とベンチに下がっている時間帯でのチームのオフェンシブ効率の差は歴然だ。
特筆すべきは、クラッチタイムと呼ばれる試合終盤の接戦時における判断力である。プレッシャーが頂点に達する土壇場で、冷徹なまでに最適な選択肢を選び取る。毎年恒例のNBAオールスターゲームに長年名を連ねてきたスターだからこそ醸し出せる、圧倒的な風格と安定感がスタッツの端々から滲み出ている。