箱根駅伝のオフィシャルスポンサーといえば、サッポロビール、ミズノ、トヨタ自動車、セブン-イレブンなどが名を連ねています。当然ながら、タックルベリーは大会の公式スポンサーではありません。
大会の公式協賛枠を持たない企業が、中継映像に看板を映り込ませる手法は、マーケティング用語で「アンブッシュマーケティング(待ち伏せ広告)」に近い効果を発揮していると分析されます。意図的なゲリラ広告というよりも、好立地の野立て看板を長年維持してきた結果ですが、その費用対効果は絶大です。
テレビCM枠を正月特番で購入する場合、30秒で数千万円の出稿費用がかかります。戸塚中継所での中継時間は、往復路合わせて選手通過時の十数分間におよび、看板の露出時間をCM換算すると年間で数億円相当の広告宣伝価値に匹敵すると試算されています。屋外看板の年間維持費を遥かに超えるリターンを生み出している計算です。