かつて駅前に広がっていたのは、何の変哲もない町有地だった。それが今や、年間100万人近くが訪れる一大拠点へと変貌を遂げている。オガールプラザを中心に広がるエリアは、図書館、子育て支援センター、民間テナント、そしてバレーボール専用アリーナがシームレスにつながる空間だ。
特筆すべきは、デザインの統一性と歩行者優先の設計である。車社会の岩手県において、あえて「歩くこと」を楽しめる街区を作った。これが功を奏し、周辺の地価は上昇傾向を維持している。2026年現在、テナントの入居率はほぼ100%を維持しており、地方都市の駅前開発としては異例の黒字経営を続けている。