「病院へ行くべきなのは分かっているが、過敏性腸症候群は何科を受診すべきか迷う」という方は、まず「消化器内科」または「胃腸科」の看板を掲げるクリニックを選んでください。
初診時の診察では、血液検査や便潜血検査、問診によって全身状態を確認し、必要に応じて大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が行われます。器質的異常がないことを画像で自分の目で確認する作業自体が、「重い病気ではない」という強力な心理的安心感を生み、症状の半減につながるケースも珍しくありません。
もし消化器内科で複数の薬を試しても一向に症状が好転せず、うつ症状や強いパニック発作を伴う場合は、「心療内科」への並行受診が賢明です。腸と脳は表裏一体であるため、抗不安薬や微量の抗うつ薬(SSRIなど)を短期間併用することで、長年こびりついていた神経過敏の回路を断ち切ることが可能です。