アニメファンに「最も美しい技の初披露シーンは何か」と問えば、必ず名が挙がるのが鬼滅の刃 那田蜘蛛山編における冨岡義勇の凪です。原作漫画でも強烈なインパクトを残したこの技ですが、アニメーション制作を担当したufotableの手によって、映像表現の歴史に残る名シークエンスへと昇華されました。
鬼滅の刃で凪が初登場するアニメは何話かという疑問に対し、該当するのは第1期・第20話「寄せ集めの家族」です。炭治郎と禰豆子が命懸けで挑み、日輪刀を折られてなお追い詰められた下弦の伍・累の最強血鬼術「刻糸牢(こくしろう)」。鋼鉄以上の強度を誇る血の糸が炭治郎に迫った刹那、義勇が静かに歩み寄り、「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」と呟きます。
この瞬間の演出について、鬼滅の刃の凪に対する作画エフェクトの評判は国内外で凄まじい反響を呼びました。激しい戦闘BGMが一瞬で完全ミュート(無音化)され、水面が静まり返るSEとともに、青白い水紋が墨絵のような繊細さで広がる映像美。派手なエフェクトで押すのではなく、「完全な静寂」によって圧倒的な強さを表現した演出手法に対し、SNSやネット上では「鳥肌が止まらない」「一瞬で格の違いを理解させられた」と絶賛の嵐が巻き起こりました。