広末涼子の芸能界入りのきっかけは、1994年に開催された「第1回クレアラシル ぴかぴかフェイスコンテスト」でのグランプリ受賞でした。当時まだ高知の中学生だった彼女は、翌1995年に同CMでデビューを飾ると、その圧倒的な清潔感と瑞々しさで業界関係者の視線を釘付けにします。
決定打となったのは、1996年に放映されたNTTドコモのポケベルCM「広末涼子、ポケベルはじめる」篇です。公園のベンチや街角でポケベルを手に微笑むショートカットの少女の姿は、瞬く間に全国のお茶の間を虜にしました。駅貼りポスターが次々と盗難に遭い、企業側が異例の注意喚起を出す事態へと発展したエピソードは、当時の狂熱ぶりを物語る象徴的な出来事です。
携帯電話が普及する直前、文字メッセージで繋がる若者文化のアイコンとして、彼女の存在は単なる人気タレントの枠を遥かに超えていました。