耳掃除中のアクシデントや事故で鼓膜を傷つけてしまった場合、最初の24時間の行動がその後の回復スピードを大きく左右します。自宅で今すぐ行うべき応急処置は、「何もしないこと(清潔を保ち刺激を与えない)」に尽きます。
特に厳重な注意が必要なのが、お風呂やシャワー、洗顔時の水濡れです。鼓膜に穴が開いている状態の中耳は、外界に対して完全に無防備な空間になっています。そこに水道水やシャンプー液が入り込むと、激しい痛みとともに細菌感染を起こし、本来塞がるはずだった鼓膜が塞がらなくなる原因になります。
入浴時は、清潔な脱脂綿やコットンにワセリンを軽く塗り、耳の穴をしっかり塞いでから入るようにしてください。市販の点耳薬や消毒液を勝手に入れるのも厳禁です。耳の外側に出てきた血液をティッシュや清潔なガーゼで優しく拭き取る程度にとどめ、耳の中はいじらずに保護してください。