離婚報道で最も注目されたのが、「円満離婚を選んだ決定的な理由」です。不貞行為や金銭トラブルといったネガティブな要素は一切浮上しておらず、背景にあったのは急速なキャリアの拡大とそれに伴う物理的な生活リズムの乖離でした。
宮野は2010年代後半から、人気アニメの主演にとどまらず、帝国劇場をはじめとする大型ミュージカルへの出演、テレビドラマへの本格進出、さらには地上波バラエティ番組のレギュラー獲得など、従来の男性声優の枠を大きく超える超多忙なスケジュールを極めていました。朝から晩まで分刻みで現場を移動し、舞台稽古や全国ツアーをこなす日々が常態化していたのです。
決定打となった要因の一つが、コロナ禍における生活スタイルの変化でした。舞台やドラマ、テレビ収録など絶対に現場を止められない責任を背負っていた宮野は、感染リスクから家族を守ると同時に自らの健康管理を徹底するため、都内に仕事用の別室を借りて寝泊まりする頻度が増加。その結果、家族と物理的に離れて過ごす時間が増え、かつての日常を取り戻すことが困難になっていきました。
「家族を顧みなくなった」のではなく、お互いの人生と責任を真剣に見つめ直した結果として、縛り合うのではなく別々の道を選択したというのが、この離婚劇の核心と言えます。