「工場勤務は学歴フィルターがあり、高卒だと班長止まりではないか?」という懸念を抱く求職者は多いですが、実態は企業の規模や社風によって異なります。
高卒叩き上げルートのリアル
大手メーカーであっても、製造現場に特化したキャリアパスにおいて高卒から係長・職長、さらには製造課長への昇進は日常的に行われています。現場の泥臭い工程や人間関係を熟知している叩き上げリーダーは、トラブル時の現場掌握力において大卒社員以上の信頼を勝ち得ることが多いためです。
中堅・中小製造業であれば、高卒入社から実力と実績を積み重ねて工場長や役員へ登りつめるケースも決して稀ではありません。
大卒総合職とのキャリアパスの違い
大卒・大学院卒の技術職や総合職は、入社直後の数ヶ月〜数年間、研修として現場ラインに入ることはありますが、基本的には最初から「生産技術」「品質保証」「生産管理」「設計開発」といった管理・技術部門へ配属されます。
大卒キャリア組は20代後半から30代前半で主任・係長相当になり、現場の組長や職長と連携しながら工場全体の生産効率化をリードします。工場全体の最高責任者である工場長ポストには、大卒の生産技術・管理系出身者が就任するケースと、現場叩き上げの製造課長が抜擢されるケースが二分しています。