藤田三保子の現在の充実ぶりを物語るのが、多方面にわたるアート活動です。彼女の才能は演劇の枠を軽々と飛び越えています。
絵画展・個展の分野では、長年にわたり油彩画を中心に本格的な創作を継続。公募展「示現会展」や「現代童画展」などに出品を重ねて入選・受賞を果たし、定期的に開催される個展には全国から熱心なアートファンが集まります。鮮やかな色彩感覚と温かみのあるタッチで描かれた風景画や心象風景は、プロの画家からも高く評価されています。
さらに、言葉を大切にする彼女ならではのライフワークが俳句と朗読劇です。名勝負の舞台裏や名作文学を題材にした朗読劇『月光の夏』をはじめとするステージでは、生演奏の音楽と見事に調和した語りで観客の心を揺さぶります。言葉の持つ力を極限まで引き出す表現活動は、彼女の表現者としての真骨頂といえるでしょう。