根分岐部病変は抜歯しかない?奥歯の骨が溶ける真相と残す選択肢

根分岐部病変は抜歯しかない?奥歯の骨が溶ける真相と残す選択肢

根分岐部病変は抜歯しかない?奥歯の骨が溶ける真相と残す選択肢に関する疑問を詳しくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

Q1:根分岐部病変は、毎日の歯磨きを頑張れば自然に骨が再生して治ることはありますか?
A1:残念ながら、自然治癒することはありません。一度失われた歯槽骨が自然に元の高さまで回復することはなく、特に根分岐部は構造上プラークが滞留しやすいため、適切な専門的処置を行わなければ徐々に病変が拡大します。歯磨きによって炎症の進行速度を遅らせることは可能ですが、根底から改善させるには歯科医院での歯周組織再生療法や外科的処置が必要です。

Q2:エムドゲインやリグロスによる再生治療は、保険が適用されますか?費用相場はどのくらいですか?
A2:リグロス(bFGF製剤)を使用した歯周組織再生療法は、一定の条件(歯周ポケットの深さや骨欠損の形態)を満たせば公的医療保険が適用されます。窓口負担3割の場合、処置費用自体は数千円から1万円程度です。一方、ブタ歯胚由来のエムドゲインは日本国内では保険適用外の「自由診療」となっており、歯科医院によって異なりますが、1歯あたり5万〜15万円程度の治療費が相場となります。

Q3:グラつきや痛みがほとんどない場合でも、3度病変を放置して抜歯を拒否し続けるとどうなりますか?
A3:痛みがなくても、分岐部内部では慢性の化膿性炎症が継続しています。これを放置すると、周囲の顎骨が広範囲に溶け広がり、隣の健康な歯根の骨まで破壊されて共倒れになります。さらに、炎症によって骨が消失した部位は将来インプラントを埋めることすら困難になり、大掛かりな骨移植手術が必要になります。また、歯周病菌が血流に乗って全身に回り、糖尿病の悪化や心血管疾患のリスクを高めることも医学的に証明されています。

鈴木 陽菜
Author

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。