保存法と並んで絶大な支持を集めたのが、熱湯をいきなり注がずに少量の冷水で練るというガッテン流の抽出アプローチです。カップに粉を入れてそのまま90℃以上の熱湯を一気に注ぐと、コーヒーの主成分であるデンプン質が急激にダマになって固まり、粉の奥にある旨味やアロマが湯の中に溶け出さず閉じ込められてしまいます。さらに、熱ショックで雑味やえぐみが強調されてしまいます。
この問題を一気に解決し、喫茶店のマスターがハンドドリップしたかのような滑らかなコクと芳醇な香りを引き出すインスタントコーヒーの美味しい淹れ方と黄金比は以下の通りです。
【ガッテン流・極上の黄金比レシピ】
・コーヒー粉:ティースプーン山盛り1杯(約2g)
・練り用の水(常温または冷水):ティースプーン1杯(約10〜15ml)
・仕上げのお湯(80〜85℃程度):約130〜140ml
まずカップに粉を入れ、スプーン1杯の水を加えてスプーンの背でしっかりとペースト状になるまで混ぜ合わせます。粉の粒子が完全に水と馴染んでツヤのある液体状になったら、沸騰から一呼吸置いた80〜85℃前後のお湯を静かに注ぎ、軽くひと混ぜするだけで完成です。表面にきめ細やかなクレマ(泡)が立ち、驚くほど角の取れたまろやかな味わいが広がります。