タツノコプロ版ガッチャマン三部作の集大成である『ガッチャマンF』の最終回(第48話「永遠のガッチャマン」)は、今なおファンの間で「健たちは生きているのか、それとも戦死したのか」という激しい議論が交わされる衝撃的な結末を迎えます。
主人公・大鷲の健は、最強兵器「ガッチャスパルタン」の必殺技ハイパーシュートを乱用した代償として、深刻な「細胞破壊」に侵され余命幾ばくもない状態でした。一方、幾度も姿を変えて地球を脅かしてきた宿敵・総裁Xの最終形態である総裁Zは、地球中枢を破壊すべく巨大要塞として君臨します。
最終決戦において、南部博士の仇を討つべく潜入したエゴボスラー伯爵が総裁Zに反旗を翻すも返り討ちに遭い死亡。しかし、エゴボスラーが総裁Zの核に突き刺した一本の剣が弱点を作り出します。健、ジョー、ジュン、甚平、竜の5人は、脱出不可能な崩壊寸前の要塞深部で総裁Zと対峙。健は残された命の全てを振り絞り、全員で突撃を敢行します。
大爆発の中で総裁Zは完全に消滅。直後、閃光の中から巨大な「火の鳥」が宇宙へと飛翔していく象徴的なカットが映し出され、物語は幕を閉じます。劇中で忍者隊5人の脱出描写は一切なく、物理的には全員が爆発に巻き込まれて戦死したと受け取れる演出です。しかし公式には明確な死亡宣言はされておらず、「不死鳥となって永遠に地球を見守り続けている」という詩的かつオープンなラストとして結ばれました。