愛用者が少なくないにもかかわらず、なぜ通信各社は3Gの電波を止めざるを得ないのでしょうか。ガラケーが使えなくなる理由の根底にあるのは、爆発的に増大したモバイルデータ通信量と、限られた公共の資源である「電波の周波数帯」の再編問題です。
現在主流となっている5Gや4G LTEは、3Gに比べて圧倒的に高速かつ大容量のデータを低遅延で送受信できます。通信会社各社は、利用者が激減した3G用の周波数帯を停波して回収し、需要が集中する5Gや4Gへ割り当て直す(リファーミングする)ことで、通信品質の向上と基地局設備の電力効率化を推進しています。社会全体の通信インフラを進化させるための構造的な刷新が、今回の停波の決定打です。